少しずつ暖かくなり、春らしさが感じられる頃となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さっそく今回は新しく導入した機器『マイクロスコープ』をご紹介したいと思います。
歯科治療に用いられるマイクロスコープ。
歯科用顕微鏡とも呼ばれ、治療する個所を顕微鏡のように何十倍(約3〜80倍)に拡大して見ることが出来る装置です。
例えば、歯の根の治療や歯石の除去むし歯の治療などに活用されています。
むし歯が広がり、歯の内部にまで細菌感染を起こした場合、神経を取り除く必要があります。
しかし、神経は根管という直径1mm以下の管の中に詰まっています。
マイクロスコープを使うことによって、より精密な治療が出来るようになります。
また、肉眼では見えにくい、歯のヒビ割れを見つけることにも役立ちます。
そして、マイクロスコープはドクターだけでなく、私たち、歯科衛生士も使うことが出来ます。
歯石除去や磨けていないところもよくわかるので歯磨き指導にも活用出来ます。
まるやま歯科では種類の違うマイクロスコープを2台導入しました。
どちらも録画や写真の記録が出来ますが、
1台はユニット(歯科用のイス)のすぐ横にモニターがある為、部位によってはリアルタイムに見てもらいながら歯磨き指導をすることも出来ます。
先日、私の担当している患者さんに実際にリアルタイムでプラーク(歯の汚れ)が残っているところを器具で差し示しながら見てもらいましたが、
「自分が思っていたより(プラークが)付いていて驚きました!」という感想をいただきました。
なかなか奥歯や歯の内側は鏡でも見づらいことが多いので、これからはそのような部位をご覧いただくことにも活用できたらと思います。
より、磨く場所がイメージしやすくなると思います。
今回お話しした内容がさらに詳しく、歯科情報誌『nico』(2022年2月号)に載っています。
待合室にバックナンバーも取り揃えておりますので、診療の待ち時間にでもご覧ください。
また、実際に体感していただくことが一番だと思います。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
コロナ禍中で落ち着かない日々が続いておりますが、春風とともに、たくさんの幸せが皆様に訪れますように(^ ^)