みなさんこんにちは!
まるやま歯科院長の丸山です。
久々の院長のブログ更新です😀
今日は皆さんに意外と知られていない歯科の専門医制度について書いてみたいと思います。
歯医者さんという時点で歯科という分野のエキスパートではあるのですが、実はその中でも歯医者さんはいくつかの専門分野に分かれてています。
よくホームページなどで「○○学会認定専門医!」や、「○○学会認定医!」と書いてあるのを見かけます(まるやま歯科のHPにも書いてありますね)が、いろんな学会の名称があってよくわからないですよね・・
なんだかゴージャスな名前の学会が沢山ありますが、日本にある各種専門学会でも、その規模は様々です。日本学術会議の登録学会名(https://www.scj.go.jp/ja/gakkai/)を見ても、日本にある学会だけで一体いくつあるのやら・・
これだけたくさんの学会が存在すると、「○○学会認定専門医!」と書いてあってもなんだか怪しく感じてきますよね(笑)
でも実は、公に専門医と広告をして良い分野は意外と少ないのです。
・口腔外科専門医
・歯周病専門医
・小児歯科専門医
・歯科麻酔専門医
・歯科放射線専門医
実は現在はこの5つの専門医しか標榜してはいけない決まりになっています。(2023年5月現在)
それぞれ、日本口腔外科学会、日本歯周病学会、日本小児歯科学会、日本歯科麻酔学会、日本放射線学会が認定する専門医は、日本歯科専門医機構が認定する専門医ですので、この専門医を持っていれば晴れて医院の広告や看板にそれぞれの専門医資格を持っていることを標榜することができます。
数多ある専門医の中でもこの5つは別格!
このうちのどれかを持っていれば、ちゃんと勉強して資格をとっている優良歯科医師であると言ってもいいのではないでしょうか?
それ以外の認定医に関しては看板にすら標榜してはいけないのです。ホームページには〇〇学会認定とかいてあっても看板には一言も書かれていないのはそのためなんですね!
しかし、この度、
まるやま歯科院長が所属する日本補綴歯科学会が、日本歯科専門医機構により認定を受け、上記の専門医機構に仲間入りすることが決定しました!
補綴??
なんじゃそりゃ??
と思う方も多いと思いますが、実は補綴と言う分野は、
「見た目や噛み合わせをクラウンや入れ歯などの人工の歯で補う治療のこと」
つまり、入れ歯や銀歯、ブリッジやセラミック、インプラントなど、一般的にみなさんが想像する歯医者さんの虫歯治療の主役的存在の治療なのです。
私は昔から工作が大好きで、歯科医師を目指したのも、この補綴という分野が工作っぽくてとても面白そうに感じたからです。
そこで大学卒業後は母校の補綴学教室の大学院に進学し、補綴専門医を取得しました。数年前に指導医(専門医のさらに上位資格)の資格も取得したのですが、今回、日本補綴歯科学会の日本専門医機構認定にあたり、さらにハードルの高い日本専門医機構の認定専門医の専門医試験を受験しました。
結果は・・
見事合格しました😀
15年以上かかっていますが、これでも全部最短で資格取得しているのです(笑)
正式に認定専門医としての認定を受けるのは書類手続き上もう少し先になりそうですが、とても楽しみです。
専門医を持っていなくても歯科医師であれば入れ歯や銀歯、ブリッジやセラミック、インプラント治療を行うことはできますが、やはり大事な自分の歯の治療を受けるならば安心できる専門医に任せたいですよね!
機構認定専門医として恥じない治療をするために、これからも日々精進して行きたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします😀