みなさんこんにちは!
まるやま歯科院長の丸山です.
最近蒸し暑くなってきたので院内でも冷房をつけました.
さて,私の母校の九州歯科大学では,4年次生に「WADS CAMP」という合宿が開催されます.2日間の合宿で自分自身が卒後どのように生きていくのか自己に問いかけ,「よき歯科医師になる」というプロフェッショナル意識を育むことを目的としています.
このキャンプの中で現役開業医の講義があるのですが,今回私がこの現役開業医の講義を担当させていただきました.
どんなことを話そうか非常に迷ったのですが,医療の根拠についてお話ししてきました.
我々歯科医師が行う歯科医療には,全て根拠(エビデンス)が存在します.進行したむし歯は削って詰める必要があるのですが,どこまで進行したら削るのか,どのような材料を選択し,どのような術式で行うか,沢山の実験や治験で検討された結果をもとに検討し,決めているのです.もちろんこれに歯科医師の臨床経験や技術が考慮され,実際の治療方法が決定するのですが,この根拠がとっても大事なんですね!
また,講義の中では,天然歯(歯科治療介入されていない歯,つまりむし歯になっていない歯)がいかに素晴らしいか,そしてその天然歯を守ることこ,つまりむし歯を作らない,歯周病を進行させないことこそが我々歯科医院が目指すべきことであるということをお話ししました.
学生さんにわかりやすく噛み砕いて説明するというのはかなり難しく,上手く伝わったかどうかわかりませんが,少しでも響いてくれていると嬉しいです!